◆・・・5章:東方司令部

「此処が東方司令部かぁー・・」
またぽかーんと口を開けたまま突っ立つ
感想にでかっ!!と一言。
確かに中央には劣っているが、大きいのに変わりはない。
とりあえず、軍の者以外立ち入り禁止という事もあって
玄関辺りまではエドワードとロイ大佐にくっついて歩いていた。
「じゃあ大佐!私は父さんに会ってきますね!!」
「分かった。私は先に部屋へ行ってるから、見つかったら一緒に来なさい。」
分かりました、と言うのが早いか、はもう廊下を突っ走っていた。
・・・しかし数秒も経たない内に帰ってきた。
「大佐!大変です!」
「どうしたのかね、君」
「父さんが何処にいるのか全く検討もつきません!!」
ドシャッ!
其処にいる者のほとんどがずっこけた。
「・・・鋼の、連れて行ってやれ」
「オレが知ってるワケねーじゃん」
「・・・カンで行け!早く!!!」
「はぁ?!どうやっ・・・・・・」
言ってる間に大佐は消えてしまった。
その場に残されたアルフォンスとエドワード。
『ホークアイ中尉も何処か行っちゃった・・・』
「・・・オレ達だけで行かなきゃいけねーのかよ・・・」
と言ってるそばから失踪
は何処行ったー!?」
アルの方チラッとを見ながらエドワード。
『・・・えっ!?ボク!?しっ知らないよ!!』
どうやら見ていなかったようだ。
「・・・探すか」
『・・・そだね』
とりあえず手当たり次第に扉を開けては
オレと同い年くらいの女の子が来ませんでしたか?、と聞いてまわるアルとエド。
5つ目の扉に差し掛かった時、
少佐ーこの書類、大佐に届けて下さいー」
「ん???っての・・・!?」
『お父さん!!?』
向こう側に向かって超特急で走るエドとアル。
「『少佐ー!!少佐ー!!!」』
の父・・と思われる人物は、こちらを向いた。
「どなた様かな?」
遠くで見ていると分からなかったが、想像以上にデカイの父、少佐。
「エドワード・エルリックです。」
『あっ、アルフォンス・エルリックです。」
「エドワード・・って鋼の錬金術師の??」
コクコク頷くエドワード。
とりあえず握手を交わす。
「で、私に何の用かね?鋼の錬金術師さん?」
「あ・・えっと・・・・じゃなくてっむっ娘さんが此処に来てますよー・・・って」
「えっ!?が!?来てくれたのかー!!」
エドを抱き上げて頭をガシガシ撫でまくるデカイおじさん、もといの父、少佐。
やられているエドはちぢむっ!という事しか頭に無かったとか。
少佐っ!オ、オレ・・はじゃ無・・いっ!」
苦しそうにモガモガ暴れるエドワード。相当苦しいようだ。
「んっ!あぁスマン。で、は何処に?」
やっと気づいてエドを降ろす。キョロキョロ辺りを見回す少佐。
『あの・・・は・・・』
・・・は・・・その」
「ん?」
『・・・何処か行きました』
「なんだって!?ー!!!!」

一方・・サイド。
「此処は何処かなぁ〜v(汗」
何故か真っ暗な廊下に迷い込んでしまった
・・どうやら資料室への通路のようだ、人が居ない。
「こっ怖いよぅ〜」
冷や汗を流しながら、人気の無い廊下を一歩ずつ少しずつ歩く
コツーン・・・コツーン・・・
このシチュエーションに怖すぎる、のモノでは無い足音が鳴り響いた。
「((怖いよー!!ってか何!?足音何!!?))」
が歩みを止めても、足音は鳴りやむどころか、どんどん近づいてくる。
・・・コツーン・・・コツーン
得体の知れない怖さに涙を零しながら後ろを振り向き、前も見ずに一気に走った。
ドンッ!
何かに当たった鈍い音が響く。
「きゃぁー!!ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいー!!」
地を這いながらでも進もうとする
目は堅くぎゅっと瞑っている。何に当たったのかも確認せず進もうとする。
・・・しかし、一向に進まない。どちらかと言うと、後ろの何物かに持ち上げられていた。
耳をギュッと塞ぎ、目を堅く閉じた。
「どうしたんだ?お嬢さん。」
・・・ダメだ!此処で気を抜いて振り返ったら・・・
そう思うだけで息が止まりそうになる
・・・と言うか実際、意識は無かった。
「・・・・?えっ?意識不明??オレの所為!?」
オレの所為?オレの所為??と、自分に問いかける謎の人物。
「・・・まずいよなぁ・・とりあえず部屋まで運ぶかー・・・」
・・・を連れ去る謎の人物、

一方・・エルリック兄弟+少佐サイド。
ー!!」
ー??』
ー!!何処行ったー!?お父さんは寂しいぞー!!」
・・・騒がしい大道芸人達が、東方司令部の内部を騒がせていた。
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〜反省会〜
姫空「さらわれちゃいました。」
エド「返せ!!」
アル『って言うか誰・・・・?』
姫空「分かる方には分かっていてもらいましょう、でわ。」

感想、苦情、どしどし待ってマス!
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