◆・・・3章:人体錬成・・・? |
「___それにしても驚いたよ」 「やっぱり・・ダメですか!?」 筆記試験・精神鑑定・実技試験も終わり、やっと試験が終わった。 中央の廊下を歩きながら、大佐が言う。 「そんなことは全く無いだろう!間違いなくアレは合格だな。受からなくても私が雇う!」 断言するロイ大佐。 「雇うって・・・」 「と言うか全然気づかなかったよ。」 「何がデス?」 「左手の機械鎧。」 そう言っての手袋をはめた左手を見る。 「コレですか・・・実は肘まで有るんです。」 長い袖をまくりあげてロイ大佐に見せる。 「おぉ!そうだったのか」 「珍しい形ね、初めて見るわ。」 どうやらホークアイ中尉でもこんな形の機械鎧は初めて見るらしい。 の機械鎧は、ここらでは見かけない形をしていた。 「母さんが作ってくれたんです。」 「お母さんが?」 「ハイ、母も右足が機械鎧なんです・・でもその事を生かして機械鎧整備師なったんですよ!」 が得意げに言った。 「錬金術師で機械鎧整備師か・・万能だな」 「自慢の母です」 自信を持って言う、まくっていた袖を下ろした。 急にロイ大佐が真剣な顔になった。 「君、君は・・・人体錬成を行ったのかね」 「えっ!?じじじ人体錬成・・・・・・・・・・」 凄い動揺を見せる。どうやら図星の様だ。 ロイ大佐が深い溜息をついた。 「まったく・・鋼のといい君といい・・・子供が危ないことばかり・・・」 「人体錬成じゃ無いです!!犬です!犬!!」 「同じなのでは・・?」 「あうあー!!ごごご御免なさい!!説教は短めにー・・・」 うなだれる、相当言われ続けてきたらしい。 「まぁ・・分かってるなら良いが・・あまり危ないことはしてはイカンだろ」 「御免なさい・・・口外しないで下さいよ!!」 「わかっとる」 にこやかに言うロイ大佐 「うわぁ〜!!大佐ー!!良い人だー!!」 ・・・、暴走して失踪。 「あっ!君!待ちたまえ!勝手に行っては困る!!廊下は走ってはいけない!!」 「それを注意する前に、あの子を一人にする方が心配です、大佐。」 「大佐ー・・私ちょっと中央を見学したから、先帰ってて下さい。自分は汽車で帰りますから」 のん気な事を言って戻ってくる。 「君!君はこれから東部に連れて行かなくてはならないんだよ!」 「う゛ぇ!?何故・・!?」 「少佐が連れて帰ってきてくれと」 から、あんのクソ親父〜再起不能に叩きのめしてくれようか、と言うオーラが渦巻いている 「まぁ、そう怒るな。少佐にも何か考えがあるのだろう。」 「う゛ぅ〜・・・分かりました」 が曲がり角に差し掛かろうとした時、 ドンッ 「うぎゃっごごごご御免なさい!!」 どうやら曲がり角から曲がってきた人物と曲がり角を曲がろうとしたが衝突したようだ。 「いや!こっちこそボーっとしてて!大丈夫か!?」 スッと手を差し伸べる小柄の少年。 「ありがとう」 が少年の手を借りて立ち上がると、伸長はほんの数センチしか変わらない事が分かった。 「や、鋼の。何故君たちが此処へ?」 「ちょっと用事があって来てたんだよ」 そうか、と素っ気ない大佐。 「・・・・・?、なんですか?・・・あ!御免なさい!痛かったですよね?」 さっきからじーっとを見つめている少年に申し訳なさそうに言う。 ・・・・・・・可愛い・・胸キュン(3度目 「あうあー!!ごごごゴメンね??怒った?」 「えっ!?いっ!イヤ!全然痛くなかったし!気にすんなよ!」 動揺しすぎよ、エドワード君、とホークアイ中尉の突っ込み。 「どどど動揺なんて!してない!!・・・・・・・それより大佐、この子、誰?」 を見つめながら言う。 「少佐の娘さんだ。今さっき国家錬金術師試験を終えてきた所だよ。」 ふーん、と少年。すると後ろから大きな鎧ががしょんがしょん音を立てながら走ってきた。 『兄さんっ!先行かないでよ!もう!!探すの大変だったんだからね!』 「あ!ごっごめん!」 どうやら弟を置いて先に行ってたらしい。 「じゃ、君、また車で東部まで行くぞ!大体・・来るのに14時間掛かったからそれから4時間くらいか・・・18時間だな!」 「大佐、車はなんとか調達しましたが運転手は無理でした。」 「軍の者にやらせればよかろう」 「手の空いている者など居ないそうです。」 「あー・・・どうしたものかな・・」 「大佐、私が運転しましょうか?」 ホークアイ中尉が言う。 「そうだな・・宜しく頼もうかな?交代で御願いしよう。」 「えっ?大佐が運転するんですか?」 ホークアイ中尉が目を丸くして言う。 「こう見えても運転は得意だ」 「そう言う意味でなく・・私と大佐が交代で運転していては、後ろの荷台に乗るのがちゃん一人になるのでは?」 「あっ、別にお構いなくー・・乗せていってもらえるだけでも有り難いので。」 が遠慮しがちに言う。 「じゃあ、オレ達も乗せてってよ」 少年が言う。 「何でわざわざお前等を乗せねばならんのだ、イヤだ。」 大佐、即答。 「オレ達も東部の方の図書館、見に行きたいなぁ・・なんて」 『ちょっと兄さん!断られてるのにー・・・』 「大佐っ!どうせ私を乗せてくれるなら鋼さんも乗せてあげて下さい!」 可愛いに頼まれては断るわけにはいかない。 「・・・まぁ・・の頼みなら断れまいな・・・」 「よっしゃー!!」 『よかったねー兄さん』 「はぁー・・・」 喜ぶ少年と鎧、溜息をつく大佐。 結局、一緒に東部まで行くことになったのでした。 BACK TOP NEXT 〜反省会〜 姫空「第3章・・・」 アル『ボクが出たー!!』 エド「オレも出たー!!」 姫空「次も出るー!??」 アル『出ないの!?』 エド「出せよ!!!」 姫空「頑張るよ!?」 感想と苦情待ってマス |
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