◆・・・15章:プロミス

・・・」
「エンヴィー・・・色々ありがとう・・」
エドと教主の話し声が、この町中に響き渡る。
・・・どうやら作戦は成功したようだ。

「・・・・もう、会えないかと思ったよ。まぁ、でも鋼のと行くんでしょ?」
「・・・・・・うん」
が気まずそうに答える。
「・・・・もう・・・会えない・・・・?」
エンヴィーが俯きながら口ごもる。
「会えるよ!私が会いに行くから!!」
必死なに、クルリと反転し、背を向け歩き出した。
「次会うときは、敵同士かも・・・しれないんだ・・・」
「そんなの気にしない!エンヴィーは友達だよ・・!!ラストさんもグラトニーだって、結局は助けてくれたじゃない!」
「そんなの・・・助けた内に入らない・・・」
今にも走り出しそうなエンヴィーの手を掴む。
「何言ってんの!助けてくれたじゃない!・・・それに、さよならは言わないから。」
「は?」
「また会えるって信じてるから!!約束!」
「・・うん、約束な」
それだけ言い残すと、の前にエンヴィーの姿はなかった。

ドゴォオーン!!

けたたましい音が教会の部屋から響く。
「戻らなきゃ・・」
も急ぎ足で教会の階段を駆け上がっていった。


「しょうがない、また次さがすか・・・」
がっくしと肩をおとすエド。”その部屋”はもはや原型を留めておらず、町の全体が見渡せるほどの開放感だ。
「偽物だったんだ・・・」
ハァハァと息を切らしながらやってきたに、コクコクと頷く兄弟達。
「そっか・・・仕方ないよね・・・じゃあ直ぐにでも次を探しに」
少佐」
ビクッと飛び上がる
「・・・・」
「・・家が消滅してる確率78%、帰らなければいけない率・・・・・」
「帰ります」
「よろしい、じゃあそうと決まれば汽車で・・・」
『切符買ってきたよ〜』
「「早っ!!」」
アルの早すぎる行動に驚く2人
「じゃあ行くか!」
・・・少佐の待つ我が家へと帰る3人。
命がいくつあっても足りない我が家へ・・・



「結構乗ってるんですけど・・・」
来るときは好奇心で、下に広がる景色を楽しんでいたが(普通はそれどころじゃない)
帰りは地味な汽車での旅に、の機嫌は下り坂だった。
「おじいちゃんー、おじいちゃーん、オイ!おじい!!」
ペット(なのかは不明)の烏に話しかけては、トランプを広げる。
「トランプ飽きちゃったよ・・」
神経衰弱強すぎだよ・・・:』
「と言うか大富豪も強すぎ;」
ガコンッ
汽車の車体が大きく揺れる。
「・・着いたの?」
「みたいだな、よし!!」
荷物をまとめると、汽車を後にした。
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ちっとも反省の色が伺えない反省会

風雪では、ロゼさんはあまり絡まなかったので、「立って歩け〜」やら「あんたには立派な足が〜」などは
省かせて頂いてます、すんまへんロゼさん(謝罪

ハゲタコ教主編がやっとこさ終わって、新展開です・・ハフゥ。
ユースウェル炭鉱へ行く前に、主ちゃんのペット(?)のおじいちゃんに絡みますので。
長いですがおつき合い宜しくお願い致します。



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