◆・・・太陽と月と空  〜第3章 彼氏なの?彼女なの!?揺れる乙女心〜

目を開けるとそこには
「なんたらのどうたら術師!!」







「・・・誰?」
目の前に突如現れたパジャマ姿の人物に、愕きを隠せないエドワード。
を何処へやった!?出さねぇとどうなるか分かってんだろーなぁ!?あぁ?」
スクッと起きあがったかと思うと、今、喰い殺さんとばかりにエドワードに飛び付く
『おおおおお落ち着いて下さい!!』
「ごっごごめんなさい!?ってか誰?ってってさんのコトかっ!?」
”と言う名を聞き、パッと手を放す。言わずと知れたのファミリーネーム(苗字)だ。
「・・・知ってるのか?今すぐ会わせろ!ってか何もしてねぇだろうな?
凄いオーラを発しながらエドワードの首を絞める
「ぐっぐるじぃっ!ってかオレ達も明日会いに・・ぐはっ!」
『あぁっ!兄さんが死んじゃう!!おっ落ち着いて下さい!さんなら無事です!今は軍の施設に居て・・』
「何でまた・・あぁ、もうこんなんだったら土曜日泊まっておくんだった・・あぁあぁあ〜!!
「((誰だろアイツ・・・さんの彼氏か?))」
『((えぇっ!?そっそんなの分かんないけど・・確か大佐の話では・・・))』
「((さんってかんなりの美少じ・・グフッ!!
「何こそこそ話してんだ!とっとと行くぞ!ってか服貸せ!チビ!」
「だ〜れ〜が〜針の穴並みのミクロチビだぁ〜!?!?」
『兄さんも君も落ち着いて!第一、今は真夜中だから軍の施設も閉まってるよ!!』


―――――――――翌朝


__東方司令部

「おはよう御座います!本日から助手としてお世話になります、と申します!以後お見知りおきを」
「と言うワケだ。主に資料の整理を担当してもらうから、可愛がってやってくれ」
軍の暑苦しい面々はもはや目が点になっている。言いたいことは顔を見れば一目で分かる。

・・・かわいい。

もはやその一言であろう。



「じゃあ今日はもうこの辺で・・・」
「じゃあっ!じゃあ、大佐のお仕事見てても良いですかっ!?」
まだ此処に入って約2日。それでもはこの仕事場に馴染んだようだ。
「〜・・よかろう。好きにしなさい。」
「やった!・・・・・大佐・・それで・・アル君にはいつ会えますかね?
「う〜・・・む・・今日中にはこちらへつくだろう。」
「うわーv嬉しいなぁーvv」
語尾にハートマークまで付けてアルフォンスとの対面を心待ちにするに、少々疑問を感じ始めていた。
ちゃんってもしかしてアルフォンス君のコト好きなんっスか?だったら困るなぁー・・俺、狙ってたのに。」
皆が思い抱いていた質問をサラリとぶつけてしまったハボック。最後の発言にこの仕事場の男どもの殺意が跳ぶ。
えぇっ!?・・そっ・・そんなコトないですよぅ・・ってハボックさん、アル君のコト好きなんですか!?」
どうやら図星だったようだ。そして発言の意味をはき違えてもいる様だ。
「いやいや、俺が狙ってんの・・痛いなぁ、何するんスか」
後方からペンがハボックの頭目掛けて跳んできた。
「仕事に戻れ」
「はいはい・・・。あっ!ちゃん、どう?今晩食事でごほっ
デスクに向かっていたと思われていた男どもの集中攻撃が始まる。
「えと・・;ハボックさん、大丈夫・・・」
――――」
どこからともなく、聞き慣れた声が東方司令部中を覆う。
「・・・・??」
「へ?」
仕事場中の思いが、声の主へと集中する。
タッタッタ・・と小さかった足音は、この部屋の方向へ向かって爆音になりつつあった。
バンッ!
勢いよく開かれた扉がハボックの後頭部に勢いよく打ち付け、最後の一撃となった。
っ!!大丈夫か!??何ともないか??心配したんだぞ!!―――!!!」
勢いよくに抱きついたのは、言うまでもなくご存じ
っ!?どうやって此処まで来たの??」
「適当!!」
「はぇっ!?凄いねぇ!」
未だ、に抱きついたまま離れない人物をぽかーんと見つめる軍の面々。
「嘘つけっ!オレが案内してやったんだろ!!」
ハァハァと息を切らしながらやってきたのはエドワード。
「あっ!エド君!こんにちはっvお初にお目に懸かります。と申します!」
「あっ、こちらこそ宜しくお願いします。エドワード・エルリックですっ」
さすがのエドワードもの可愛さを目の当たりにすると、顔がふやけた。
電話で話した通り・・いや、それ以上の子だなぁ・・とエドワードは心底思ったとか。
『もう〜、兄さん早いよ〜』
「あっあっ!!アル君!!です。」
『あっ、どうも。アルフォンス・エルリックです。』
アルフォンスも予想以上の彼女に、心底驚いているようだ。
「あぁっ!もう何ミニスカ軍服着てんだよっ!!マスタードの趣味か!??」
「パジャマで来ちゃったから貸してもらってるんだよ!マスタードさんって誰!?あっ、エド君の服だーv」
「オレも寝間着だったんだよ!」
もはや外部の者が突っ込む間もない。
「あー・・・、君。彼は一体・・」
痺れを切らした、ロイが聞く。軍の野郎達も彼氏なのか何なのか気になって仕方なかった。
「あぁっ!と言います。あと彼じゃなくて・・・」
「オレは女だぁ!!」
「『えぇっ!?』」

・・よもや仕事場中の誰もが思いもしなかった事実に愕きを隠せず、ずっこけた。
一人だけ、お前等も知らなかったのかよ!?と殺意たっぷりの眼差しでエルリック兄弟を見ていた。
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THE、反省会YO!
姫空「ちゃんは女の子ですよ。えぇ。」
エド「でも男前」
アル『でも最強』
姫空「そんでもって可愛いよ」
エド「まじ!?」
姫空「いやいや、ちゃんと居るから目立たないだけで」
アル『と比べるから駄目なんでしょ・・?』
エド「の味方!?」
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