◆・・・太陽と月と空  〜第2章 ガタガタガタガタ言うなって!!〜

「おい、・・・!!聞いてるのか!?」
担任の先生の呼びかけにもまったく応じない。いつもなら居眠りしている時間なのに
ボォーっと外ばかり見ている。
「あっ、全然聞いてませんでした、ってかもうオレが心配で心配で・・・」
ドッと笑いが興こるが、は真剣だ。
「先生、オレやっぱ捜してきます。アイツ、親戚も居ないのにオレに何も言わず何処か行くなんて可笑しいっス」
ガタガタと帰る用意を済ますと教室のドアに手を掛ける。
「せんせっ、早退ってコトにしといてね」
そう言い残すとバタバタと走り去ってしまった。

取り残された教師と生徒達はポカンとを見送った。
「・・・・を探しに早退・・・っと」
担任の教師が出席簿に記入した。





、最後にとあった日のコトをよーく思い出せ。今日は月曜日。最後にと会ったのは2日前だ
自分に言い聞かせると、そのつるつるの脳の記憶に思いを滾らせた。




!見て、私、昨日また錬金術いっこ覚えちゃった!』
そう良いながら嬉しそうに紙に書いた円形の図形を見せに来る。
『あのなぁ・・・錬金術なんてやめとけ。どうっせ異世界の長物なんだから』
『うぅっ;・・・そっそんなコトないよぅ・・・あっ、そうだ。!これあげる!』
『何?』
『昨日ねぇ、お母さんの研究所で見つけたの』
そう言うと不思議な色をした、丸い石の首飾りを、に渡した。
「この本に挟まってたんだよ〜、それに、そっちの首飾りにはこの紙が」
の見せる本は”世界の錬金術”と書いてあるいかにも胡散臭い本。
しかし、彼女の持っている紙には、確かに”へ”と書いてあった。
「で、私のにはこの紙」
確かに”へ”と書いてある。
『遺言とか無かったのか?』
『さすがにそれは挟んでなかったなぁ・・・』
捜したらあるかもねっvと嬉しそうに言う
『それより、この石綺麗だねぇ・・・オレンジ?赤?ピンク?黄色?いろんな色が混ざり合ってるみたい・・・』
『そうだな・・この世の石とはおもえん。』
の持つ石は薄い青、紫、緑、水色と、特定できない色だ。
『もしかして賢者の石だったりして!!』
『んなワケあるかっ!第一そんなモンこの世にねぇよ!漫画の読み過ぎだ!』
『漫画じゃなくてこの本にも・・・』
うっさい!今日土曜日だろ!なんたらのどうたら術師の日じゃねぇのかよ
『あぁっ!そうだ!!今日はなんたらの・・って鋼の錬金術師!アル君出るかなぁーvきゃあっvv』
『・・・あんな鎧の何処が・・・どちらかと言えばまだエロのが良いような・・・』
『絶対アル君だよ!あと、エロじゃないから。エド君だから。』
『一文字違い・・・』
『じゃあね、。また月曜日ー!』
『オゥ、月曜日な』




「わかんねぇー!!!理由ねぇー!!!手掛かりねぇー!!意味ねぇー!!」
ぐわぁあぁと路上で項垂れる。誰がみても変人でしかない。
「もしかしたら明日けろっと帰ってくるかもだしな・・・帰ろ」
諦めの良さはなかなか良いのであった。




「・・・石・・・」
風呂上がり、石を見つめてはのコトに思いを馳せる。
「あぁー!!会えなくなって分かる大切さ。こんなコトだったら日曜日も一緒にいるんだった・・・」
「はぁ・・・手掛かりはこの石だけかよ・・意味ねぇ・・。」
首飾りを首に掛けると、石を月の光に翳す。
「綺麗だなぁ・・・そういえばオレのが青でのがオレンジ・・・」
少し考えてみる。
「・・・オレのが月で・・・のは・・・太陽?」
石を月と重ね合わせると、眩い光が目を衝いた。
まぶっ!!し・・・」
目を開けるとそこには
「・・・・なんたらのどうたら術師」
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THE、反省会DA!!
姫空「勘違いされたら困るので言いますが、主人公はちゃんです!」
エド「いつになったらオレは出るんだ!」
姫空「次です。なんたらのどうたら〜とか何やら方言入っててわかんない方の為の解説です」
アル『東京弁は分からないので、とりあえず大阪弁基準でちゃんの口調を作ってます』
姫空「たぶん、なんとかがなんたらになったのだと・・・まぁペラペ〜ラペラペ〜ラみたいなモンですよ」
エド「・・要するに、よく分からん時に使う言葉ってコトだな。分かった。で、は?」
姫空「ちなみに題名は姫空の学校の社会の先生の口癖です!では、次回。」
アル『逃げるな!』
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