◆・・・可愛そうなボク

「やぁっ!もぅ!!来ないでってば!!」
「なんでだよ!オレが何しぶふっ
「エドの変態!ばかばかばかばかー!!」
ドンッ、バンッガタガタちゅどーん
隣の部屋からとてつもない爆音と謎の奇声が聞こえてくる。
こんな夜中に何やってんだこいつらは、と、ゆっくりとその場へ向かった。

『兄さん、また何かやらかしたんでしょ!他のお客さんに迷惑だよ!まるぎこえ!』
「アル!!ちょっと聞いてよ!エドったら・・・」
「なっ、なんでオレ!?悪くない!オレ悪くないから!!」
『さっき何してたのさ?・・・夜這い?』
アルの冗談交じりの質問に、精一杯の真面目な顔で答える。
「んーん、まくら投げ。」
エド、顔ばっかり当ててくるんだよー!!
またやったのか・・と、温厚なアルも少々疲れ気味。もはやどちらが兄なのかすら分からない。
「うりゃっ」
「おらぁ!」
ぼすんっと言う快い音と共に、アルの顔にまくらが当たる。
「ごっ!ごめんなさい!!ワザとじゃないの、許して・・・」
「お前は下手すぎ。まぁ下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるってな。」
「何を〜・・・・」
突如動きの止まる、顔は俯いていて表情が伺えない。
「ど・・どうしたんだよ・・・・?!?」
さすがのエドもまくらを投げ出すと、に近寄った。
『どうしたの???ボクなら全然怒ってないよ?』
「・・・オレ?やっぱオレ!?」
ぼすんっ
「ひっかかったぁ〜♪」
「心配して損した・・」
『もう寝なよ〜、はちゃんと部屋に戻って、おやすみ〜」
「「おやすみ〜」」
アルが扉をゆっくりと閉めると、また二人の討論が始まる。
「アイスボックスクッキーは焼くときグラニュー糖かけるでしょ!」
「かけねぇよ!ザラザラして不味くなるだろ!!」
「それが良いの!!第一、エド、前ふにゃふにゃのコーンフレーク食べてた時も・・・」
「だぁ―――だぁ―――!!!その話は無しだろ・・・//////」

アルが部屋へ帰っても、二人の話はまだ続く。
その上、ポーカーまで始めてしまったから、もう大変だ。

「フルハウスー!!!」
「・・・・・・・・・」
「やった!勝ち!?」
ロイヤルストレートフラッシュ
「あ・・・・・・いっ、いかさまでしょ!!」
「んなわきゃねーよ、はい終わり。」
「むぅー・・・もう良いよ、おやすみ。」
「・・・待て、もうちょっとだけ・・・」
「えー!もう10時だよ!」
「まだ10時だろ?お前どんだけ規則正しい生活おくってんだよ!」
「私は8時間は寝ないと機嫌悪いの!」
「はぁ?オレなんて昨日徹夜だぜ!?第一お前いっつも本読んでるだろが!朝まで!」
「寝るの!おやすみ」
そう言うと、部屋から出ようとする
「待って!捨てないでハニー!!」
「だって眠いもん、エドももう寝なよ」
「・・・オレ、今日も徹夜なんだよなぁー・・一緒に徹夜しねぇ?」
ヤダ
即答
「御願いしますっ様っ!・・・オレ一人じゃ寂しいだろ!!」
「・・・寂しいのー?・・もうっ、仕方ないなぁー・・・」
「まじっ!?もう大好きーvv最高ーvv」
ぼふんっ
「??」
こちらにやってきたかと思うと、エドの横を通り過ぎ、ベッドに顔を埋める。
此処で寝るから、おやすみ。
「そりゃないぜ・・・」


長い夜は更けてゆく。


*ー*END*ー*


反省会

やれやれだぜブラザー(マジバケ!?
甘甘なのかギャグなのか・・・あぁ、ほのぼのだね!
題名はキクウから見たアルの心境(勝手に
いやいや何やら小説の数が少ないので短編でぐすぐす埋めていこうかと・・
やめとけ(ってかやめろよ
一緒に徹夜しねぇ?っちゅーのは調べ物を手伝えって意味ですよー。
誘ってるー!!とか絶叫したのは此処の誰かさんです(書いた張本人が
付き合いきれねぇYO!!
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