◆・・・牛乳の達人

「はいっv」
そこにでんと置かれたブツは
小さな大敵、そしてエドワード・エルリックの宿敵。
牛乳
「・・・牛乳嫌い」
「飲んでv」
「・・・ムリ!」
「飲みなさいv」
「無理」
「飲めv」
「イヤ」
「飲みやがれ・・・」
「・・・・無理デス」
は笑顔だが背後から黒いモノが伸びている。
・・・邪悪な気迫が満ちあふれていた。
「もー!飲まないから背、伸びないんでしょ?飲んで!」
「・・・普通に。無理。だろ。」
「食器が片づかないでしょ?早く飲め」
「・・・・・」
洗い物をしているは、後ろが静かになったのに
気が付き、手を止める。
エドワード、失踪。
「ムゥ・・飲まないで逃げやがったよコンチクショー!!」
まったく・・、と言いながらも牛乳を捨てかける
「・・・待てよ?」
手が止まる。
「・・・・・・・」
ニヤリと怪しい笑みを浮かべて、は牛乳を机の上に置いた。



「怒ってる・・・かな・・」
が怒ると怖いのを知っているエドは
うかつに部屋に入れない。
本気でキレた
師匠と同じくらい怖い。
その事を承知の上で逃げたのだから、最悪の事態、
命の保証は無い。
毎朝繰り返されるやりとりだが、逃げる事は滅多にない。
その後、怪我しないで部屋から出てこられた回数
ゼロ。
「全国の酪農家の方々の苦労がわかんのかー!!」
バコーン、というのが今までのパターン。
エドは血反吐吐くのを承知で、ゆっくりとドアを開けた。

「・・・・さん??」
「何かな?エドワードくん?」
特に怒ってない様子の
「・・・怒ってる?」
「怒ってないよ??」
以外と今日はけろりとした態度、
何か良いことでもあったのだろうか。
エドが胸をなで下ろしていると・・・
どん
「食えv」
「はっ?」
エドの目の前に白濁色の固形の物体。
が持っている皿を動かすとぷるぷると揺れる。
「これは・・・?」
「牛乳プリン。言ったでしょ?牛乳料理は・・・」
「・・・の十八番」
そう、は牛乳を使った料理が大の得意だ。
よりにもよってエドの嫌いな牛乳
「・・・・牛乳・・・・・」
「また私のレパートリーが増えたわー・・・さっ!食べてみて!!」
嬉しそうにしているを見ていると、断るのも悪い気がしてならないエド。
「・・・・・・」
「食え・・・・」
「・・・・・・」
エドは完全に青ざめている。と言うか
生気が全く感じられない
「口開けて。ホラ、」
スプーンですくってあーん、とエドの口まで持ってくる。白濁色の個体を
しかしエドも可愛いが、あの
食べさせてくれようとしているのに、と思い断れない、弱い自分に涙が零れそうになる。
「・・・・」
バクッとエドがそのブツを口に入れる。
「・・・・・・・」
「・・飲み込め。」
ごぎゅんっと鈍い音が静かすぎる部屋に鳴り響く。
「ほらっ!おいしいでしょー、食べられるでしょー」
嬉しそうなを見て、エドも少し気がゆるむ。
「ほら、もう一口!」
ズイッとプリンの皿をエドの方へ押し出す。
「・・・・・が食べさせてくれたら食べる。」
「あ?」
「えっ、あっいや・・じっ自分で食います。ええ、今すぐ」
牛乳の事になると、師匠より怖い
牛乳とが弱点のエドワードの戦いは、
今日も明日も明後日も続くのでした。
つきあってらんねぇ!!
なんんだこれー!(お前が書いたんだろ
風雪外伝・・?本編もよろしくです。(宣伝すな
牛乳プリン美味しいですよねー。(関係無
えと・・;文才がついたらリベンジ・・したいな〜・・・・・なんて(逃走
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